"SOLA" オンライン診療のまとめ

オンライン診療 全体像

※COVID-19 時限的措置における概要

オンライン診療とは?と聞かれて、漠然と理解してましたが、少し躊躇する自分がいました。今回の時限的対応により、新しい医療のあり方が定義され始めたようです。自分自身の知識整理のために、本サイトを作成しております。個人の知識域の限界はありますが、参考になれば幸いです。 

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2018年(平成30年)3月、オンライン診療に関する指針が発出されました。一部の諸外国では当たり前になりつつあるオンライン診療ですが、当指針は、診療対象や疾患が限定的だった為、一部の医療機関のみの運用となっております。(2020年2月時点)


2020年(令和2年)4月、大幅に変更されました 

COVID-19規制下(時限的措置)、本通達 (※7)により、 ”施設における感染リスクを下げる“のみならず、”患者さんにとって遠隔地においても初診・継続通院が可能”になりました。このことにより、時間がなく病院に行けなかった患者さん、様々な理由により病院に行くことを躊躇した患者さん、そして、今回のように、本当は、通院しなければいけないにも関わらず、病院に行くことで感染リスクが高まることを懸念し、足が遠のいていた患者さんにとって大きな恩恵が得られると感じております。今回の措置は、多くの患者さんとって意味があり、たくさんの患者さんが救われること願い、“オンライン診療の知識整理”に役立つ情報を、様々な視点でご紹介いたします。


オンライン診療、"登場人物のポイント"

医師は、

五感(視・聴・嗅・味・触)と高度な医療知識により、多くの患者さんを救っています。しかし、オンライン診療により、視覚・聴覚のみを頼りに医療知識と連携しなければなりません。その為、今までとは違ったアプローチにより、患者の真の問題を理解しなければいけないということになります。


オンライン診療においては、対面診療に比べて得られる患者の心身の状態に関する情報が限定される。医師は、こうしたオンライン診療による診療行為の限界等を正しく理解した上で、患者及びその家族等に対して、オンライン診療の利点やこれにより生ずるおそれのある不利益等について、事前に説明を行わなければならない (※1)
得られる情報が視覚及び聴覚に限られる中で、可能な限り、疾病の見落としや誤診を防ぐ必要がある (※1)


薬剤師は、

同様に五感をフルに使えないことに加え、患者さんからの評価が、より定量的に測られることになります。このことにより、調剤業務・薬歴管理・服薬指導のみならず、デジタルコミュニケーションを通じて、より信頼される像を確立しなければなりません。

オンライン服薬指導を行う薬剤師は、対象とする患者に対して日頃から継続して対面による服薬指導を行うなど、当該患者の服薬状況等を一元的・継続的に把握し、当該薬剤師と当該患者との信頼関係が築かれているべきこと。原則として、同一の薬剤師が対面による服薬指導を適切に組み合わせて行うこと。ただし、やむを得ない場合には、当該患者に対面による服薬指導を行ったことのある当該薬局の薬剤師が当該薬剤師と連携して行うことは妨げられないこと。 (※1)


患者さん(ご家族)は、

スマホやタブレット越しの診察になる為、本人はもちろんご家族も、今まで以上に自分の体調を把握・理解し、医師・薬剤師に伝えることが重要になります。

オンライン診療は、医師側の都合で行うものではなく、患者側からの求めがあってはじめて成立するものである。(※1)


政府、

本特例対応に関して、COVID-19が落ち着いた際には、この取り組みが適切に評価され、デジタル社会における医療のあり方を再定義いただき、患者さん中心に動き続けることを期待いたします。


システム提供会社、

医療の発展をテクノロジーを通じて貢献しています。

COVID-19拡大時においても、代替手段により、医療が継続できるのも各会社のおかげです。





オンライン診療に関する 厚生労働省 各種通知



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